選手権を見よう

 今日の昼間は上海で行われているハースストーンの春季選手権をtwitchで見てました。こういう大会の中継見るのもはじめてで。HSのようなメジャーなゲームをやっていると「観戦する楽しみ」も味わえるのが良いですよね。今はとにかくネット中継が盛んですので、私はもともと将棋が趣味なのでそっちのネット中継も見てたり、あとはAbemaTVで麻雀も見たりしてて。忙しいったらないです。
 で、HSの選手権ですが。いやー、面白いです。正直、基礎もろくにできてない素人目には「それでいいんか?」みたいなプレイもあるんですが、こう読んでの動きだぞと実況解説の方が明かしてくれるたびに納得。その読みの深さ、正確さが伝わってきます。読みが3周くらい回って、結果的にド裏目なんてことももちろんあるわけですが。

 今日見てて勉強になったのはこの場面。

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 Tredsred秘策メイジvsJasonZhou翡翠ドルイドの一戦より。1T、先攻のTredさんはおしゃべりな本、Zhouさんはスルーで迎えた2T目。Tredさんの手札は、呪文相殺、おしゃべりな本、始原の秘紋、おしゃべりな本から引いたフロストノヴァとあったところにメディヴの従者を引いてきたところ。ここで選択肢は一応4つあります。

  1. おしゃべりな本2枚目を出す
  2. 始原の秘紋で呪文引く
  3. メディヴの従者を素出しする
  4. ヒーローパワー撃つ

 4はさすがに弱すぎる。1もマナが余ってテンポロス。となると2か3ということになりますが、私なら間違いなく2の秘紋使ってたと思います。が、Tredさんはさして時間も使わずに3、メディヴの従者素出し。思わず「へええ」と声出ちゃいました。こうするもんなんですね。
 秘策が手札になければ私でもその選択考えると思います(でもたぶんそれでも秘紋使います)が、せっかく秘策握ってるんなら従者は火の玉吐かせるように使いたいと思って、ここでの素出しはもったいなくてまずできないです。ホントよくないですね、この貧乏性な考え方。もちろん序盤の動きが鈍い翡翠ドルイド相手ということでの動きで、いつでもこうするというわけではないんでしょうが。というか、もっと色々理由あるんでしょうけど、私の理解が追いついてないだけで。この従者は3Tに一発殴ったあと、相手のTに自然の怒りで処理されましたが、2点+2マナ呪文との交換なら全然ありですね。なるほどなあ。こんなもん基礎だろと言われそうですが、まだまだ基礎できてない人間なのでいちいち勉強になります。
 ちなみにこの対戦は、4TにTredさんが貼った呪文相殺が、返しのターンに出したZhouさんの滋養に見事にぶっ刺ささるという会場から悲鳴が起こるような悲劇もあってTredさん快勝。相手にコイン持たれてる状況で呪文相殺貼ってこないだろうと裏を読んで滋養ぶっ放したんでしょうけど、実は裏の裏だったという。お互いの読み合いが1周回って、結果だけ見たらお互い初心者みたいなプレイになるというのが面白すぎます。
 明日、決勝までやるのかな。投票したKolent選手(投票時点で唯一名前知ってたので)も勝ち残ってるし楽しみ楽しみ。